生産者情報   Château Mansenoble (シャトー・マンスノーブル)

原産地呼称  AOC Corbières (AOCコルビエール)
       VDP des Coteaux de Miramont (VDPデ・コトー・ド・ミラモン)

所有者    M.Alexander CHEKALIN (アレクサンダー・チェカリン)
       Mme.Tatiana KOROLCHUK (タチアナ・コロルチュク)

面積     23ha
        16.5ha:AOCコルビエール
         6.5ha:VDPデ・コトー・ド・ミラモン
 歴史
この蔵元は1600年代初期、ユック家によって創設され、カーヴと住居は1880年に建設されました。 前オーナーは、ベルギー出身のギィド・ジャンスジェル氏、マリー=アニックさんご夫妻です。 ジャンスジェル氏はベルギーで保険会社を経営していた。 熱烈なワイン愛好家で、1988年ベルギーのワイン・テイスティングコンテストで優勝。 それをきっかけにワイン・ジャーナリストとしても活躍しながら、世界中のワインを飲み、さらにテイスティング能力を磨かれました。 そして1993年1月2日、ジャンスジェル氏が50歳の頃、自分のワインを造るため、すべてを投げ売ってこの地に移住したのです。 テロワールを見極め、ぶどう品種は高品質のものだけを選別するなど、常にワインの品質アップに厳しい姿勢で臨みました。 ※ギィド・ジャンスジェル氏は、2016年に引退しました。
 地理/気候
ラングドック地方、コルビエール地区はその80%が潅木林や岩場・山岳地帯です。
乾燥した地中海性気候と、やや湿気のある海洋性気候の両方の影響を受ける場所に位置する。 山地と海の両方からの風が、ほとんど1年中吹いています。 また、栽培地が北側にあり、このことは酷暑のこの地方では大変興味深い点です。 この立地のおかげで葡萄がよりゆっくり成熟し、良いワインには欠かせない繊細さと豊かな果実香が備わり、夜の涼しさはワインに上品な酸を与えてくれます。
 品種構成

Grenache (グルナッシュ)
Syrah (シラー)
Carignan (カリニャン)
Mourvèdre (ムールヴェードル)
Merlot (メルロ)
Cabernet Sauvignon (カベルネ・ソーヴィニヨン)

 土壌/栽培
第4紀の小石の混じった粘土石灰質土壌。 自然派という言葉はあえて使いませんが、農薬はほとんど使用していません。 病気の対策は、畑の自然環境を壊さないように、畑の状況を厳しく管理しながらぶどうの衛生や天候に応じて、必要最小限の農薬散布を行なっています。 肥料は有機肥料のみを最小限使用しています。 2004年からは、雑草を刈り込むところと、あえて種を蒔いて雑草を生やすところを、畝ごとに交互に作る栽培方法を採用。 これにより、地表を横方向に伸びる細かい根を断ち切りながら、雑草の根との競争も活発にさせ、ブドウの根をより下へと向かわせています。 また、健全で良いぶどうを収穫するために、1本の樹から採れるぶどうの数を減らしていますが、活力のある樹には芽を多めに残して、品質を均一にするようにしています。
 醸造/熟成

完璧に熟したブドウだけを選果し、ポンプを使わずタンクに落とし込みます。醗酵中も、ポンプを利用したルモンタージュは行わず、重力を活用したデレスタージュを、24時間以上の時間をかけてゆっくり行います。 ブドウやワインを極力優しく丁寧に扱い、ストレスを与えないため、ピュアな風味やフィネスが損なわれず、非常にクリアでタンニンの柔らかいワインができます。

 評価/プレス
★ロバート・パーカーJr氏に「世界レベルの素晴らしい生産者」と絶賛され、世界のトップワイナリーベスト600に選ばれました。「レゼルヴ」と「キュヴェ・マリー=アニック」が、世界のトップワインベスト1000にも選出されています。
★「ベタンヌ&デソーヴ ワイン等級ガイド」、「ジルベール&ガイヤール」、「ユベールガイドブック」、「ソムリエガイドブック」「パーカーのフランスワインガイドブックSOLAR」「アンドレ・ドミンヌのワイン百科辞典」(コネマン社)等、数々の雑誌・ガイドブックで高評を得ています。

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