生産者情報   Domaine Moulinier (ドメーヌ・ムリニエ)

原産地呼称  AOC Saint-Chinian (AOC サン・シニアン)

所有者    Stéphane MOULINIER (ステファン・ムリニエ)

家族
       父:Guy MOULINIER (ギィ・ムリニエ)
面積:24ha (ブドウ20ha、オリーブ4ha)
ワイン生産量 約90,000本
 歴史
ムリニエ家は、代々ブドウ栽培を行ってきました。 現オーナーの父、ギィ・ムリニエ氏も地元サン・シニアン村で生まれましたが、一時期ローヌ地方に住み、「コート・ロティ」など、シラー主体のワインに魅せられました。
サン・シニアン村に戻ってから、8haの畑でブドウ作りに励む傍ら、似たような条件の土地を探しました。 そして1980年、当時まだ岩だらけの斜面だったところを、「ブドウ作りに適する」と信じて購入。 そこにサン・シニアン村で初めてとなるシラーの栽培を始めました。
1992年までは作ったブドウを農協に納めていましたが、1993年からワイン造りを始めました。 醸造元ビン詰めを、サン・シニアン村で初めて実現したのも、ギィ氏です。 今や世界中から評価される蔵元となり、地元ではヒーロー的存在となっています。
現在栽培・醸造は、主に次男のステファン氏が担当しています。
 地理/気候
ラングドック地方北部に位置し、周囲を小高い山で囲まれた、比較的冷涼な土地です。 サン・シニアン村は、昔から川沿いの低地の畑(粘土質)で量産している農家が多いです。 作業がしにくい山の上の岩だらけの斜面でブドウを栽培するのは、難しいと言われていました。
標高が高いため、ラングドック地方にあっても比較的冷涼な気候。 「タラモンターニュ」と呼ばれる山からの吹きおろしの風が病気から守り、ブドウに上品な酸を与えています。
 品種構成

Syrah (シラー)が約70%を占めます。
他に、
 Grenache (グルナッシュ)
 Mourvèdre (ムールヴェードル)
 Cinasut (サンソー) など。

 土壌/栽培
AOCサン・シニアンの土壌は、中央を流れる川によって、粘土石灰質(A)とシスト土壌(B)に、ほぼ2等分されます。 ドメーヌ・ムリニエでは、その両側に畑を所有しており、それぞれに分けてワインを造っています。
また、グレ(C)と呼ばれる小石混じりの赤い土壌が、1~2%のみ存在します。 そこにも畑を所有しており、シスト土壌に似たワインができます。
土中には太古の地層が広がり、恐竜の卵や骨、原人の石器や土器など、多くの化石が発掘されています。 標高200~300m。畑はガリッグに囲まれており、ワインにもその香りが現れています。
極力農薬を使わない“リュット・レゾネ”を実践しています。 ボルドーのグラン・クリュ並に1株に6つだけ芽を残し、驚異の低収穫量で見事な凝縮度を実現させています。
毎年冬には、酸素を送り込み微生物の活性化を助けるため、また除草のために畑を耕しています。 施肥は必要に応じて植物原料の有機肥料のみ使用します。
 醸造/熟成
100%除梗。アルコール醗酵は、小さなトロンコニック型のステンレスタンクで、区画ごとに分けて行います。
その後、粘土石灰質の「ロゼ」、「原人」、「トラディション」になるワインはステンレスタンク、シスト土壌の「レ・シジレー」、「レ・テラス・グリエ」になるワインは樽で熟成させ、最終段階でブレンドします。
 評価/プレス

★「世界のシラーコンクール」で、「レ・テラス・グリエ1999」が2位、「レ・テラス・グリエ2000」が3位に選ばれる!
★2002年11月7日にメッツで開催された試飲会で“世界の偉大なシラー”に選ばれる。
  リストアップされたワインは全て世界最高レベルのものばかり。
  「Chave,Guigal,そしてChapoutierに勝るとも劣らないワイン」との評価を見事獲得。
★「1997年ベネルクス3国・テイスティングコンクール」でグランプリ受賞。4,000本の中でNo.1!
★「ラングドックのシラーの本質そのものだ!」(スティーヴン・タンザー / 1996年)
★「ラングドック・ルーションにおいて、誰もが認める屈指の生産者ギィ・ムリニエ氏に心より賞賛を送る」(ロバート・パーカー / 1996年)

しかし近年は、コンクールやガイドブックには出品していません。 公的評価により、良い作柄の年だけ大量に買われることに、違 和感を感じたからです。どんな年にでも自分たちは最大限を尽く しています。世間の公的評価に翻弄されるのではなく、その姿 勢を理解してくれる人に、飲んでもらいたいと思っています。


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