生産者情報 Vecchia Cantina di Montepulciano ヴェッキア・カンティーナ・ディ・モンテプルチャーノ |
DOC Rosso di Montepulciano(ロッソ・ディ・モンテプルチャーノ)
DOCG Chianti(キアンティ)
DOC Valdichiana(ヴァルディキアーナ)
IGT など
面積 約1,200ha 400軒のパートナーを有する農業協同組合
ワイン生産量 約1000万ℓ。65%はイタリア国内、35%はヨーロッパ諸国、北米、中米、
アジア、オーストラリアなど世界各国に輸出されています。
歴史 |
トスカーナで最も古い歴史を誇るワイン協同組合。1937年、14人のパイオニアたちによって設立され、1940年に初めてビン詰めを
行っています。以後、トスカーナの主要ワイン・メーカーとしての役割のみならず、モンテプルチャーノ村の文化や伝統の発展
を担ってきた由緒ある協同組合です。
ラベルなどに描かれているエンブレムは、翼のあるライオンが2本の後ろ足で立ち上がった姿です。古代ギシリア神話に登場するグ
リュプス(頭と翼はワシで、胴体はライオンという猛獣)をモチーフにすることで、モンテプルチャーノ地区の非常に長い歴史を
象徴しています。またフィレンツェから政治的・行政的、また建築文化などにおいても大きな影響を受けたことから、フィレンツェ
共和国のシンボルであったライオンにアレンジしています。
ブドウ畑の多くはヴィノ・ノビレ・ディ・モンテプルチャーノの生産エリアの中心部に位置しています。ヴィノ・ノビレ・ディ・モンテ
プルチャーノのワインは、少なくとも17世紀にはすでに高く評価されており、イタリアの医学者であり詩人でもあったフランチェスコ
・レディが、『トスカーナのバッカス(酒神)』という詩の中で、「モンテプルチャーノはあらゆるワインの王者である」と讃えたこ
とでも有名です。
長年の豊富な経験を基に、現代技術も柔軟に取り入れ、機能的な醸造設備を完備しています。近年もワイン生産セラーをリニューアルした
り、新しい醗酵槽を導入するなど、さらに秀逸な品質のワインを造るため、常に進化を続ける協同組合です。
地理/気候 |
トスカーナ州は、フィレンツェやシエナなど、中世から近世にかけて世界文化史に大きな影響を与えた都市のあるイタリア中部の重要な
州です。トスカーナワインの銘醸地は、これらのかつての栄光を今日にとどめる古都の間の広大な丘陵地に広がっています。ルネッサ
ンスの発祥地フィレンツェから真南に伸びる県道225号線を70キロほど下がった所にシエナがあり、緩やかな起伏の連続するこの沿道は、
トスカーナ州でも最も美しい風景の1つに挙げられています。
ヴェッキア・カンティーナのあるモンテプルチャーノ村はシエナの東南約45kmのところにあり、海抜605mで、トスカーナ州最高地点にあり
ます。人口は約14,000人。
気候は大陸性気候。標高は高い所では250~450mに位置する畑もあり、たっぷりの陽射しを浴びながら、涼しさもあるため、ブドウは酸を残しな
がらしっかり熟します。
品種構成 |
【黒ブドウ】 |
【白ブドウ】 |
土壌/栽培 |
第三紀の石灰岩・砂質・泥炭質土壌。丘の下の方に広がる畑は沖積土壌。
約400軒の農家と契約し、そのブドウ畑の特徴を活かした高いクオリティのブドウを作るよう徹底しています。
また自然環境への配慮にも気を遣っています。
醸造・熟成 |
丁寧な温度管理ができるタンクなど、最新技術も柔軟に取り入れた機能的な醸造設備を完備。
評価/プレス |